私は現在プログラマーとして働いています。
プログラマーとはどんな仕事なのかを簡単にご紹介いたしますと、コンピュータ上で動くソフトウェアの作成を行う仕事です。
コンピュータ上で動くソフトウェアで代表されるのは、ワードやエクセルなどが上げられますが、かなり大雑把に言ってしまえば、そのようなソフトウェアを作っています。
この業界は残業が多いなどとよく言われますが、確かにそのとおりです。
数日徹夜なんて月もあります。
デスマーチなどと呼ばれていますね。
なぜそのような月が誕生するのかというと、その原因はいろいろありますが、ひとつの大きな要因として、文章の作成能力や読解能力が足りないというのがあると思います。
「え?プログラマーに文章の作成能力や読解能力が必要なの?」
と、思われた方がいるかもしれませんが、答えから言ってしまうとものすごく必要です。
プログラマーの仕事はただプログラムを書けば良いというわけではなく、仕様書や設計書といったドキュメントも書かなければいけないですし、他人が書いたそれらを読まなくてはいけないのです。
それらのドキュメントは、今作成しようとしているソフトウェアはいったいどういう目的でどんな役割果たすのか、あるいはどうやって作成していくかなどを文章におこして明確化するために作成します。
そしてその文章を見ながら、ソフトウェアの開発が進められていきます。
しかしそういったドキュメントの出来が悪いと、読み手に文章の意図が伝わらず変な方向へ進んでしまいます。
逆に読解力がない人が読んだ場合も同じことがおきます。
その結果、本来完成させるはずだったソフトウェアとは異なる動作をするソフトウェアが出来上がってしまいます。
こうなると、ソフトウェアを作りなおさなければなりません。
最悪クライアントとの訴訟問題にまで発展することもあり、そのようなことは必ず防がなくてはならないのです。
私が日商PC検定資格を取ろうと思ったのは、わかりやすい文章を作成できる能力が欲しかったからに他なりません。
というのも、私はワードやエクセルの機能は知っていたものの、その数ある機能を使いこなすことができず、見栄えの悪く意図が伝わりにくいファイルしか作成できなかったのです。
さらには文章もうまく書けなくて…
まさに最悪です。
日商PC検定の勉強はそれらの能力を得るのにちょうど良かったのです。
そしてそこで得た能力というのは仕事で、ものすごく役立っています。